ねこじゃらしに飛びつけ*

普段モコモコと暮らしているヒツジもねこじゃらしに飛びつきたくなることがあるのです*  語数が重なりつつありますが、英語の実力は初心者。日々出合う英語の本は心の宝物です♪ 1203冊 8,355,318語  只今仕事の勉強で多読を中断しております

ねこじゃらしに飛びつけ*

本「翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった」借りました

先日、図書館にて「翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった」という本を借りました。

翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった

翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった

翻訳家、金原瑞人さんのエッセイです。多読では有名本「The Great Blue Yonder」Alex Shearer著を翻訳された方です(本「青空のむこう」)。
The Great Blue Yonder (PB)

The Great Blue Yonder (PB)

そうとは知らずに、「翻訳家ってどんなお仕事なのだろう?」という軽い興味から手にとったのですが、非常に刺激的で面白い一冊でした。
英語は一人称が“I”しかないですが、日本語は“おれ”“私”“僕”“おいら”…といっぱい挙げられるため、一人称が男性か女性かはっきりしないのが味わいの一つである本を翻訳するときに苦しむ話など、つい微笑みながら読みました。
なかでも面白いと思ったのはこんな文章です。

(省略)翻訳物ははるかに後の時代の影響を受けやすい…というか時代の影響が大きい。翻訳というものは、原作と、それが翻訳される国の時代・社会・訳者とが切り結んだ、その場その場での瞬間的な仮の像なのだから。永続性はない。日に日に古くなる。それが翻訳物の宿命である。

同時代の人にわかりやすく伝えようとするものなので、古い翻訳は違和感を感じるものだ。翻訳とは足が早い(腐りやすい)。だから昔の翻訳を読むと、やっぱりどこかしら変なのだ、ということが書かれていました。

とっても納得。“なまもの”なのかなと、直感的に思っていたのですっきりといたしました。

中学生のころ、創元推理文庫ブラウン神父シリーズを、ちょっぴり苦心して読んでいたり、ドストエフスキーを挫折したり 笑。昔の硬い翻訳本を手にした時のめまいを思い出しました。馴染む日本語の翻訳だったら楽しんでいたでしょうか。

金原瑞人さんは、「The Doomspell Trilogy」著 Cliff McNishを、「レイチェルシリーズ」として翻訳された方です。いつか多読でと思っていた本を翻訳された方と知り、なおのこと身近に感じました。ごめんなさい、原書で読もうと思っているので、翻訳は図書館で借ります 笑。


(『木漏れ日の輝きとともに』下鴨神社糺の森にて E-P2



(最近の勉強)
1.多読「Anne of Green Gables」一向に進んでいません。

2.音読100回終了。次の本↓の音読筆写にとりかかりました。

英会話・ぜったい・音読 【続・標準編】 (CDブック)

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3.「TOEFL3800」は1000単語ずつランク3と4を交互に見続けています。

4.「英会話最強フレーズ100」面白かった!ためになった