Dustbin Baby
途中参加ですが、ヒツジ読みblogさんに参加させていただきました。
- 作者: Jacqueline Wilson,Nick Sharratt
- 出版社/メーカー: Corgi
- 発売日: 2007/03/27
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
Jacqueline Wilson Series YL5.5 語数38000語 SSS書評
Aprilは、生まれてすぐピザ屋の裏のゴミ箱に捨てられて、店員に奇跡的に助けられた。そして14歳の誕生日。一緒に住んでいる里親のMarionとケンカをしてしまい、そのまま学校へ行かずに自分の育ったルーツをたどって歩き出す。
これまでの人生で関わった人の思い出をなぞるように一日が進んでいきます。里親の悲しき記憶、ネグレクト、施設でのいじめ。次々と明かされるAprilの境遇に心揺さぶられながらも、きっと物語の最後の一言が胸に広がり、「読み終えてよかった」と思われる本ではと思います。
私は、YL5レベルは、一日1万5千語で、英語体力を使い果たしてしまうので、3日にわけて読みました。それが、逆に心にキてしまいました。この本は、最初のインパクトの大きさを考えると、徐々に進むたび気持ちが楽になっていく感じがします。読書1日目には悪い夢を見ました。二日目はAprilと共に辛い時間でした。でも、三日目、読み終えて本当に良かったと思います。涙をぬぐいながら読み進めましたが、最後に流した涙は、彼女の成長を喜ぶあたたかなものです。
主題とは、少しずれたところですが、とある場所で追いかけてきた男性はもしや、と思うと切ない気持ちになります。今はまだ、それは時期ではなかったのでしょうか。きっといつか、この方とも、心にできてしまった氷が溶けるような、偶然の魔法が訪れますように。。
この切なさが混じった幸せ感と爽快感を感じるために、きっと再読することと思います。2回目は朗読CDで話を追おうと思います。
感動した!
863冊 2,520,360語