The Story of Tracy Beaker

The Story of Tracy Beaker

The Story of Tracy Beaker
Jacqueline Wilson Series　YL5.5　語数23812語　SSS書評
Tracyは１０歳の女の子。児童保護施設に住んでいます。ある日、日記を書くように薦められます。この本はTracyの日記。自己紹介から生い立ち、Tracyの毒舌で饒舌ながらも優しい一面のある溌剌とした性格がうかがえます。

でも、そんな元気な女の子Tracyも、会いに来ないママを待ちわびる辛い瞬間もあり、同じ施設の子どもの抱える悲しき問題もあり。心に痛い思いを抱きながらも明るく振る舞うTracyに痛々しさを感じます。Jacqueline Wilsonの作品の妙を感じる一冊です。続編「The Dare Game」に期待。朗読CDも一緒に送られてきました。これもまたいい味。

SSS書評での星の数が少なかったので、おっかなびっくり読みましたが、明るく生き生きとした少女の言葉の波を遊んだような感じです。行間に滲む哀しさはＪＷさんの持ち味ですね。とはいえ、なかなか話に入り込めず、４日苦しみました。読み終えてすっきり。

（追記）
児童書の楽しみといえばお菓子。Smartiesというお菓子が登場しました。
画像■　これのお徳用サイズは、子どもにとって夢のようですね。

943冊 3,154,863語です。