Alissa
- 作者: C. J. Moore
- 出版社/メーカー: Macmillan Education
- 発売日: 2008/01/31
- メディア: ペーパーバック
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MGR1 YL0.9 語数900 SSS書評
Alissaは読書が好きな12歳の女の子。ある日のこと、父親は金と引き換えにAlissaを男に引き渡した。Alissaは学校へ行きたかったが、町へ出て働くしかなかった。着いた場所では重労働を強いられ、毎日泣いて過ごすAlissa。ある日、お給料から本を買って読んでいるところを、店長に見込まれ、店番として働き始める。そこでAlissaの運命が変わっていく。。
SSS書評での「おしん系」という言葉に、つい笑ってしまいましたが、話は考えさせられるものでした。教育の大切さについてしみじみと思い知らされました。幼い子供が教育を受けるということの貴重な体験、重さ。日本のように義務教育という形で、皆に機会を与えられていることは、当たり前のように思えますが、そうではないのですよね。。どこの国のどんな時代の話かはわかりませんが、今でも世界中に、教育を受けられずに労働を強いられている子供たちが大勢いること。。いろいろ考えさせられる一冊でした。お給料から本を買うAlissa。本を愛する姿勢は誰から学んだのでしょうね。父親に売られる前、よい大人に出会えていたことにほっとします。