ねこじゃらしに飛びつけ*

普段モコモコと暮らしているヒツジもねこじゃらしに飛びつきたくなることがあるのです*  語数が重なりつつありますが、英語の実力は初心者。日々出合う英語の本は心の宝物です♪ 1203冊 8,355,318語  只今仕事の勉強で多読を中断しております

ねこじゃらしに飛びつけ*

The Elephant Man

The Elephant Man: Level 1 (Oxford Bookworms Library)

The Elephant Man: Level 1 (Oxford Bookworms Library)

The Elephant Man
OBW1 YL1.9 語数5900語 SSS書評
象のように太い右手足、そして、異様な様相の頭をもつMerrick。人々に“The Elephant Man”と呼ばれ、あまりの醜さから嗤われ怖がられていた。ある日、見せ物小屋で医師Treves博士が出会ったのがきっかけとなり、後に病院で暮らし、多くの人と友情を結び、暖かな日々を送ることができるようになった。実話。。
人として生きるということ。人にとって、どれだけ愛情が大切なのかをしみじみと考えさせられる一冊でした。1884年、医師と出会うことで、Merrickの人生が豊かに転換していく姿に涙を流しました。この時代、識字率はどれほどだったのでしょうか。字を読むことができたということは、彼を教育した人がいるということですよね。彼がそれまで与えられた数少なくも暖かな愛情に心打たれます。そして、医師と出会う前に、母からもらった笑顔。訪れる友人。演劇や旅行の思い出。ひとつひとつ大事に思い出す出来事と愛は、彼の心に咲く花のよう。悲しい結末の話ですが、彼に咲いた花は枯れることなく私の胸へ。