ねこじゃらしに飛びつけ*

普段モコモコと暮らしているヒツジもねこじゃらしに飛びつきたくなることがあるのです*  語数が重なりつつありますが、英語の実力は初心者。日々出合う英語の本は心の宝物です♪ 1203冊 8,355,318語  只今仕事の勉強で多読を中断しております

ねこじゃらしに飛びつけ*

Across the Nightingale Floor

Across the Nightingale Floor: Tales of the Otori Book One

Across the Nightingale Floor: Tales of the Otori Book One

Across the Nightingale Floor
Tales of Otori 1 YL5.5 語数73000語 SSS書評
Tales of Otori Trilogyの第一作。
母と義理の父と妹とTomasuは小さな村 Hidden で暮らしていたが、ある日、Tohan国を統治しているIida Sadamuに村を殲滅される。生き残ったTomasuはOtori国の統治者Otori Shigeruに助けられ、出身地を悟られないように名前をTakeoと変え、養子になる。日々訓練と学問に勤しむ彼であったが、Iida Sadamuへ復讐を心に深く誓うのだった。Shigeruの友人であり暗殺一族Tribeの出身であるMuto Kenjiは、Takeoの本当の父はTribe出身者であることを告げ、暗殺・武道の全てをTakeoに教え込む。。。
日本の地名に似た場所(Hagi・Tsuwano・Yamagataなど)が物語に出てきますが、日本の昔を舞台にしたファンタジーです。2002年度ガーディアン賞候補作。

途中、哀しい過去と悲運の少女 Kaede との淡く甘い恋物語もありますが、燃え上がる復讐心を成就しようと鍛錬を重ね身を律するTakeoの様子が痛く哀しいです。題名のnightingale Floorというのは、宿敵Iida Sadamuの城に、人が歩くと鳥(nightingale)がさえずるような音のする床が敷き詰められて、暗殺を防いでいるところから来ています。そのnightingale Floorを音無く越えて、Takeoは復讐を遂げることができるのか。。。
暗殺一族Tribeは、多分、イメージからですが、忍びの一族なのだと思います。その怪しくもしなやかな武術が、目に浮かぶようなシーンが多々ありました。そのTribe一族との逃れられない宿命があるTakeo。この先どうなるのか、気になるところです。

1175冊 5,899,478語 です。


(12/4 TribeをTohanと記載してしまい、訂正しました)