Daddy-Long-Legs
- 作者: Jean Webster
- 出版社/メーカー: Digireads.Com
- 発売日: 2009/01/30
- メディア: ペーパーバック
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YL6.5 語数36327語 SSS書評
http://www.gutenberg.org/
(↑著作権が切れた本なので、ここでKindleを使用して無料で読みました)
「あしながおじさん」
John Grier Homeという孤児院で育ったJerusha Abbottは、ある日院長室に呼び出された。その時、廊下に落ちた手足の長い人影を見る。まるでそれはガガンボのような影だった。
Jerushaは、院長から、先ほど見た影が孤児院の評議員の一人だと教えられる。彼に文才を見込まれて、毎月一回学生生活の様子を手紙で送ることを条件に、大学進学のための援助を匿名で受けることになったのだ。Jerushaは施設に押し付けられたJerushaという名前を嫌いJudyとして、影の人物のあだ名Daddy-Long-Legsに宛てて手紙を送り続ける。
生き生きとした学生生活を送るJudyの姿は、時にシニカルで、時に地面にしっかりと足をつけたリアリストで、時に夢想の世界を歩く少女であり。。。一人の女性が歩む成長の道を見届けることができる喜びは、Daddy-Long-Legsにとってもたまらないものだったに違いありません。優しく包みながらも、時々、独占欲丸出しになるDaddy-Long-Legsが、微笑ましいです。
1190冊 7,372,858語 です。