ねこじゃらしに飛びつけ*

普段モコモコと暮らしているヒツジもねこじゃらしに飛びつきたくなることがあるのです*  語数が重なりつつありますが、英語の実力は初心者。日々出合う英語の本は心の宝物です♪ 1203冊 8,355,318語  只今仕事の勉強で多読を中断しております

ねこじゃらしに飛びつけ*

Sabriel

Sabriel (Old Kingdom)

Sabriel (Old Kingdom)

Sabriel
The Abhorsen Trilogy 1
YL6.6 語数89892語 SSS書評

死の世界につながる扉から死霊が現れ、生死の境界の薄い魔術の国The Old Kingdom(古王国)。Sabrielは、そこに隣するWyverley学園で魔法やネクロマンサーの技術を学んでいた。年に何度とない父との再会を楽しみにしていたある日、冥界からの不吉なメッセンジャーが現れ、魔術師の父の所持していたベルと剣をSabrielに渡した。死の国へ死霊を送る使命を持った父Abhorsenの身になにかあったのだろうか。Sabrielは、単身でThe Old Kingdomに乗り込み、冥界にとらわれていると思われる父を助けに行く。。。
父と幼いころ過ごした自分の家で待っている、Free Magicの化身、白猫のMoggetと、死に捕らわれていたところを助けたTouchstoneと旅を続け、真の敵を知るSabriel。どこかおぼつかないところもありながら、必死で教科書を頭の中でめくり敵と対峙する姿は、等身大の18歳の娘が成長していくようで、大変好感を持ちました。世界観に薄暗い恐ろしさを感じながらも、どこか爽やかさが心に広がるのは、Sabrielのありようが、清々しく心優しいからかも。なんといっても魅力的なのは、個性的な白猫Moggetとの会話。英語朗読でも、一癖ある表現で読まれていてよかったです。
訳本はこちら

サブリエル―冥界の扉 (古王国記)

サブリエル―冥界の扉 (古王国記)


1181冊 6,687,457語 です。
(聞き読み分は、聞き終わりましたら足させていただきます。)


面白かった!ファンタジー好きの方に強烈オススメです。