Sabriel
- 作者: Garth Nix,Leo and Diane Dillon
- 出版社/メーカー: HarperTeen
- 発売日: 1997/08/22
- メディア: マスマーケット
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The Abhorsen Trilogy 1
YL6.6 語数89892語 SSS書評
死の世界につながる扉から死霊が現れ、生死の境界の薄い魔術の国The Old Kingdom(古王国)。Sabrielは、そこに隣するWyverley学園で魔法やネクロマンサーの技術を学んでいた。年に何度とない父との再会を楽しみにしていたある日、冥界からの不吉なメッセンジャーが現れ、魔術師の父の所持していたベルと剣をSabrielに渡した。死の国へ死霊を送る使命を持った父Abhorsenの身になにかあったのだろうか。Sabrielは、単身でThe Old Kingdomに乗り込み、冥界にとらわれていると思われる父を助けに行く。。。
父と幼いころ過ごした自分の家で待っている、Free Magicの化身、白猫のMoggetと、死に捕らわれていたところを助けたTouchstoneと旅を続け、真の敵を知るSabriel。どこかおぼつかないところもありながら、必死で教科書を頭の中でめくり敵と対峙する姿は、等身大の18歳の娘が成長していくようで、大変好感を持ちました。世界観に薄暗い恐ろしさを感じながらも、どこか爽やかさが心に広がるのは、Sabrielのありようが、清々しく心優しいからかも。なんといっても魅力的なのは、個性的な白猫Moggetとの会話。英語朗読でも、一癖ある表現で読まれていてよかったです。
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- 作者: ガースニクス,Garth Nix,原田勝
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2002/10/01
- メディア: 単行本
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1181冊 6,687,457語 です。
(聞き読み分は、聞き終わりましたら足させていただきます。)
面白かった!ファンタジー好きの方に強烈オススメです。