The Merchant of Death

The Merchant of Death (Pendragon)

The Merchant of Death
Pendragon 1　語数117,198語　YL5.3　SSS書評

Bobbyは14歳のごく普通の少年。バスケットで選手に選ばれていた試合のその日、憎からず想っていた女の子Courtney Chetwynde と初めてのキス。そんな大事な日に、突然叔父のUncle Pressがやってきて、助けてほしいと言われ、わけもわからずバイクでとある場所までやって来る。そこは、Flumeと呼ばれる不思議なトンネル。そこを抜けると、時空間を飛び越えた世界が待ち受けていた。「Traveler」という、世界の転機によい方向へ向かうように働きかける特別な使命を持つ者。自分がそれであることを説明される。同じくTravelerでありながら、世界の破滅へ導くSaint Daneの企みを阻止できるのか。一方、Bobbyの親友MarkとCourtneyの二人は、Bobbyが時空を超えて送ってくる手紙を読みながら、Bobbyを案じる。。。
Travelerという使命に、驚きたじろぐBobby。そんな使命よりも元の世界に戻りたいと思っている彼が、少しずつ世界に目を向け、成長していく様がよかったです。一瞬のタイミングが分かれ道になる場面、Traveler同士の協力と信頼感、そして、克明に描かれる世界に目が離せなくなります。これからあと9冊続く冒険、楽しみです。

1176冊 6,016,676語　です。