ねこじゃらしに飛びつけ*

普段モコモコと暮らしているヒツジもねこじゃらしに飛びつきたくなることがあるのです*  語数が重なりつつありますが、英語の実力は初心者。日々出合う英語の本は心の宝物です♪ 1203冊 8,355,318語  只今仕事の勉強で多読を中断しております

ねこじゃらしに飛びつけ*

Lizzie Zipmouth

Lizzie Zipmouth

Lizzie Zipmouth

Lizzie Zipmouth
Jacqueline Wilson Series YL3.3 語数7000語 SSS書評
Lizzieの母親が2度目の再婚をして、継父と男の子二人との5人家族になりました。継父のSamは優しそうですが、前の継父がそうであったように、SamもそのうちLizzieを怒鳴りつけ、殴るようになるに違いないと、Lizzieはいっさい家族と会話をしないよう、口を閉ざしてしまいます。しかし、Samのおばあさんの家へ行ったときに、Lizzieの心が変わっていきます。その継ひいおばあさんは、大変な人形コレクターだったのです。。。
人形が大好きなLizzieと、ちょっと小難しい継ひいおばあちゃんとの心の交流が暖かい、心に残る一冊でした。傑作だと思います。複雑な家庭環境であろうとも、大きな愛で、閉じた心が開かれていく様子に心が動かされるとともに、継ひいおばあちゃんが辛い状況でありながら、Lizzieがきめ細やかな心遣いをするシーンにも胸打たれました。これは、オススメな一冊です。
多読クラブから、朗読CDも一緒に送っていただきました。こちらもキャラクターごとの声色がとてもいい感じで演技が素晴らしかったです。“Speak up !”という表現、本を読んでいるときには気が付かずに読み飛ばしてしまったのですが、朗読CDを聞いて、なるほどそういう意味なのかと発見があり、楽しいひとときでした。