ねこじゃらしに飛びつけ*

普段モコモコと暮らしているヒツジもねこじゃらしに飛びつきたくなることがあるのです*  語数が重なりつつありますが、英語の実力は初心者。日々出合う英語の本は心の宝物です♪ 1203冊 8,355,318語  只今仕事の勉強で多読を中断しております

ねこじゃらしに飛びつけ*

Baby

Baby

Baby

Baby
YL4.4 語数17441語 SSS書評
少女Larkinの一家は、リゾートで栄える島に住んでいる。ある夏の終わり、家の前に赤ちゃんが置き去りにされていた。母親からの置き手紙には、赤ちゃんは一歳でSophieという名。愛しているので必ず向かえにくるとのこと。別れがわかっていながら、赤ちゃんを愛することは、一家にとって、とても辛いことだった。それは、名前がつく前に亡くなったLarkinの弟を思い出すから。。。
赤ちゃんへの愛が深まれば深まるほど、別れの悲しみが深くなる。弟の死を受け止められずに、赤ちゃんへの愛が深まるLarkinと家族。そんなある日、Larkinの学校の女司書は、ある詩を授業で読み上げるのですが、その詩がきっかけで、Larkinはほとばしる感情を家族にぶつけます。言葉、詩というものが人を突き動かす大きな力があることを感じさせてくれる一冊でもありました。
これ、ホントに児童書ですか、と思うくらいに、セリフ一つ、動作一つにそれぞれの深い思いが込められていました。細やかでありながら、おおきく縺れ合う想いがほどけていく様は動的です。読み終わった今、大きな感動の中にあります。これは、大人が読み応えある素晴らしい作品。きっと、お子さんがいらっしゃる方には、尚更なのだと思います。
4日間かけてじっくり読みました。素晴らしい映画を、続けて5回観たような充実感。こうしてのろのろと読むのって大好き。

960冊 3,290,240語 です。