ねこじゃらしに飛びつけ*

普段モコモコと暮らしているヒツジもねこじゃらしに飛びつきたくなることがあるのです*  語数が重なりつつありますが、英語の実力は初心者。日々出合う英語の本は心の宝物です♪ 1203冊 8,355,318語  只今仕事の勉強で多読を中断しております

ねこじゃらしに飛びつけ*

Mutiny on the bounty

Mutiny on the Bounty (Oxford Bookworms Library)

Mutiny on the Bounty (Oxford Bookworms Library)

Mutiny on the bounty
OBW1 YL2.2 語数5862語 SSS書評
イギリスから太平洋のタヒチ島へ行き、島からパンの苗木を西インド諸島に運ぶ予定だったバウンティ号。船長Blighは任務遂行に厳しい。昔友人だったChristianは彼の下で働くうちに、反乱を企てる。船長含め19名を小さな船に乗せ、バウンティ号を占拠した。小さな船に乗せられたBlighは41日間漂流して、ティモールにたどり着き、1年がかりで英国に帰国する。。挿絵には映画のカットが使われています。
実話であるからか、予想外の展開が待ち受けていて夢中で読み進めました。当時の航海の苦労もさながら、小さなLaunchで19人びっしり乗り込み、無事にティモールへたどり着かせたBlighの有能さに驚きます。そんな有能な船長、初めての航海で勇み足だったのでしょうか。Christianとの複雑な関係が“その日”を起こしたとはいえ、少し反逆の動機に不明瞭なものを感じさせます。事件というのは、その時の一瞬のフラストレーションの大きさが事を起こすきっかけになるのかも…と思った一冊でした。今度は映画でそのあたりを見てみたいです。反逆罪に問われた青年の運命の行方。そして、タヒチの人と村を作ったChristianの待ち受ける破滅。それぞれの人生がドラマティックでした。
3回も映画化された有名な話だそうです。最初に映画化された1933年の『In the Wake of the Bounty』、2作目『戦艦バウンティ号の叛乱』(1935年、フランク・ロイド監督)は米国アカデミー賞最優秀作品賞を受賞。3作目『戦艦バウンティ』(1962年、ルイス・マイルストン監督)