ねこじゃらしに飛びつけ*

普段モコモコと暮らしているヒツジもねこじゃらしに飛びつきたくなることがあるのです*  語数が重なりつつありますが、英語の実力は初心者。日々出合う英語の本は心の宝物です♪ 1203冊 8,355,318語  只今仕事の勉強で多読を中断しております

ねこじゃらしに飛びつけ*

「一生モノの英語勉強法」著:鎌田浩毅・吉田明宏

「一生モノの英語勉強法」著:鎌田浩毅・吉田明
図書館からお借りして、読み終わりました。素晴らしい本です。副題に「『理系的』学習システムのすすめ」とありましたが、とても王道な方法が並んでいます。前半にある、「発音こそ理論で攻めよう」という部分が、この本でキラリ光っている個性的な章のような気が致します。音声学の基礎的な知識を元に、発音を向上させる方法について書かれています。
音読、英文法、多読と精読、リスニング、スピーキングと、多岐にわたって、オーソドックスな方法ですが理論的に有効な方法が書かれています。こうした本を読むときは、今現在、一番自分自身が不得手な部分についてばかり頭に残ってしまうものですね。私にとってはそれは「文法書の使いこなし方」でした。
「Forest」等、大学受験用の本をあえて薦めているところを読んで、只今の自分の方法に丁度良いので、ビリビリと刺激を受けました。
愛用の英文法の参考書と問題集を一冊づつ用意し、問題集をみっちりやりながら、わからなかったところを参考書で読みなおす。愛用の問題集の復習を重ねて一冊を仕上げたら「捨て問題集」(一回限りの使い捨て問題集)を何冊か仕上げる。そして、文法を「無意識化」する。。
通訳の神様、國弘正雄先生が、文法書を音読して体に入れるという趣旨のことを書いていらっしゃるのを思い出しました。文法書が体にすんなり馴染むまで繰り返す、という作業、いつかは必要なことだろうなと思っていました。この本に出会えたのをきっかけに、多読をちょいと横において、文法の数ヶ月にしようと思います。
どんなに「読み飛ばす力」がついても、へなちょこな文法力では、壁にぶつかり、体中にいっぱい擦り傷ができるのがわかってきました。どこか自分の芯になる場所に、しっかりとした英文の束を作っていきたい。そういう時期に入ったのかもしれません。音読していたときも、そうした芯を作っている実感がありました。英文法、へなちょこながら、頑張ります。


東福寺にて E-P2